理事長あいさつ

理事長 赤平 次郎

 

 

 公益社団法人あおもり農業支援センターは、その名のとおり青森県の農業振興を支援する公的機関として、令和3年度から農業に特化した新たな組織体制のもと業務に取り組んでいます。
 主な事業としては、本県農業が抱える従事者の減少や高齢化の進行などの課題に的確に対応していくための「農地の利用調整と集積・集約の促進」及び「農業の担い手の確保・育成」のほか、「畜産の生産基盤の整備」の3対策となっています。
 具体的には、「農地の利用調整と集積・集約の促進」では、市町村や関係団体等と連携しながら、規模縮小や離農などによって提供された農地を受け手となる担い手に貸し付けるいわゆる「農地バンク」の機能を担い、地域の話し合いを通じて集約化を促し、担い手への農地の集積・集約と遊休農地の有効活用を図ります。
 また、「農業の担い手の確保・育成」では、県が整備した「青森県農業経営・就農サポートセンター」の事務局を担うとともに、就農希望者に対する研修等の実施や農業法人等への就業の斡旋などに取り組みます。
 さらに、「畜産の生産基盤の整備」では、国内外の産地間競争に打ち勝つことができるよう、畜産農家の意向を踏まえながら、草地の造成や畜舎・排せつ物処理施設、高性能機械等の整備を計画的に進めます。
 これら事業の実施に当たっては、支援センターの基本精神である「常なる変革」「誠実・着実」「スピード重視」を念頭に置きながら、県をはじめ市町村、関係団体等と連携して進める所存です。
 県民の皆様には、御理解、御協力を賜りますようお願いいたします。

 

 令和6年6月

 

                   公益社団法人あおもり農業支援センター 理事長 赤平 次郎